学べるプログラミング言語
RareTECHで主に学べるプログラミング言語は「Python」と「JavaScript」です。
Pythonは主にバックエンドで使われる言語で、特にデータの収集と解析を得意としておりAIを使った開発ではPythonが用いられることが非常に多いです。
ちなみにバックエンドとはメルカリで言うと以下のような処理に当てはまります。
- ユーザー情報や商品情報の管理
- 様々情報のセキュリティ
- サーバーの管理
このようにユーザーが直接触れないサービスの裏側の処理をバックエンドと呼びます。
一方でJavaScriptはフロントエンドで使われる言語で、webの開発では必須の言語になります。またフロントエンドとはサイトの見える範囲、ユーザーが操作できる画面全般のことを指します。
デザインの部分にも大きく関わり、JavaScriptを学ぶということはサイト表示の基礎であるHTML/CSSも一緒に学ぶということにもなります。
Pythonでいいのか?
JavaScriptはweb開発で必須なのでいいとして、バックエンドで使う言語はPythonでいいのかという点について検証していきます。
まずPythonはプログラミング初心者にお勧めの言語として1位2位あたりで良く取り上げられており、理由は幅広く使える上に文法が簡単で学習しやすいから。
また近年AI需要が高まっていますが、AI開発にもPythonが使われておりビジネス的にもPythonに追い風が吹いています。
一方でPythonのデメリットは動作が重い点。そのため大量のデータを高頻度で遅延なく処理する必要がある金融機関等の大規模システムでは用いられません。
そしてPythonと対をなすのがJavaです。ちなみにJavaはJavaScriptと全くの別物なので注意しましょう。
JavaはPythonとは逆で文法が難しく学習コストは高いものの、動作が軽いため金融機関などの大規模システムなどで用いられます。
Javaかそれ以外か
JavaとPythonで対比しましたが、他にも初心者おススメの言語としてRubyが挙げられます。
Rubyも学習コストが低くPythonと並んで初心者におすすめとして挙げられることが多いですが、正直に言うとPythonでもRubyでもどっちでもいいというのが本音で、一つの言語を学びさえすればもう一つの言語を習得するのは容易だからです。
ただJavaはそうはいきません。明らかに難易度が高く、求められる業界や働き方もPythonやRubyとは少し違うからです。
大規模開発でなければPythonで良い
金融、通信、航空、政府系などの大規模開発を目指しているのでなければPythonでいいと思います。
具体的に言うとwebサービスやwebアプリを開発したいということであればPythonで十分ですし、AIに関わりたいのであればむしろPythonが良いでしょう。
またPythonを学んでおけば、他の言語が必要になったときもスムーズに学習できます。むしろ今後エンジニアとして生きるなら、○○の言語しか扱わない/知らないというのは無理があるので、どの言語でプログラミングの世界に入るかというだけな気もします。
一方で先ほど挙げた大規模開発に関わりたいならJavaやC言語を学ぶことをおすすめしますが、いきなり難易度が高い言語を学ぶのは割と心が折れる可能性は高いので覚悟が必要です。
RareTECHのプログラミングの考え方
ここまでプログラミング言語に関して解説/検証してきましたが、そもそもRareTECHはプログラミングをそこまで重視しておらず、それよりもエンジニアとして優秀かどうかを重視しています。
つまりプログラミングができるだけでは微妙で、インフラやセキュリティ、設計やコミュニケーションができてこそ優秀なエンジニアという考え方。
というのもChatGPTの登場で、プログラミングコード自体はAIである程度書けることが証明されてしまい、プログラミングだけできるエンジニアの価値は日を追うごとに下がっています。
さらにプログラミングスクールが増え、プログラミングだけならできる人材は市場にかなり増えたこともあって、未経験エンジニアの待遇は以前より厳しいものになっていると言わざるを得ません。
そんな状況もあってRareTECHではもちろんプログラミングの基礎は学ぶものの、他にもインフラやセキュリティ、設計などもしっかりと学ぶ点が他のプログラミングスクールとは大きく異なります。
ではプログラミング学習は他のスクール劣るかと言うとそんなことは無く、全部しっかりと勉強する構成になっているため1~2年というスクールでは最長クラスのカリキュラムになっています。
プログラミングだけなら独学で良い
それでもプログラミングが楽しすぎて別のことをしたくない!という方はぶっちゃけ独学で良いかもしれません。
少なくともRareTECHで1-2年もかけてプログラミング以外を学ぶ必要はなく、独学が厳しいならせめて別のスクールで良いでしょう。
ただ前述した通りプログラミング以外できないエンジニアの待遇はあまりよくないので、「好きなことをできるなら、給料は安くても構わない」というスタイルになります。
選択としては当然アリですが、本当にプログラミングを愛している人向けのスタイルなので、そこまで愛せないという人は、色々なことができるエンジニアを目指したほうが後々絶対に楽です。