RareTECH(レアテック)の授業とサービスの感想

RareTECH

無料授業を受けてみた感想

授業は代表の古里さんご本人が生で授業をする形で、内容は以下の通り。

  • RareTECHが目指す希少型エンジニアとは?
  • コンピューターの3大要素について(模擬授業)
  • RareTECHのサービスや料金について
  • 古里さんとの個別カウンセリング(希望者のみ)

個人的に特に参加して良かったなと思ったのは「希少型エンジニアとは」の部分でした。プログラミングスクールは他にもたくさんありますが、もしRareTECHを選ぶ理由があるとしたら「希少型エンジニア」に共感できるかどうかです。

私自身エンジニアと働く機会は多いですが、できるエンジニアとそうでないエンジニアは正直プログラミングのスキルではないと感じています。

もっと上流の「設計」「コミュニケーション」「インフラ知識」などのスキルが最重要で、この辺りをおろそかにしている人やスクールが多いのが現状。

なぜそうなるかと言えばプログラミングの方が目に見えて成長がわかるため楽しいし、教える方もある程度正解/不正解があるので簡単だからです。

一方で「設計」「コミュニケーション」に正解はないし「インフラ知識」は地味で退屈。だからこそ真正面から挑むRareTECHは間違いなく誠実なスクールだと感じました。

ちなみにこういった考えがあるのでRareTECHはプログラミングスクールではなく、エンジニアスクールを名乗っています。

正直プログラミングができる人材はたくさんいて替えが利きます。もっと言うと安い人に頼めばいいという状況になっており、年収アップも厳しいのが現状です。

さらに近年では日本語で指示を出すだけで、AI(ChatGPT)がプログラミングを数秒で書き上げてしまう時代になってきました。プログラミングだけできる人には厳しい環境と言わざるを得ません。

一方で「設計」「コミュニケーション」「インフラ知識」ができる人は限られており、AIでもまだ替えが利きません。だからこそ希少型エンジニアであり年収やポジションの面でも優遇されるという仕組みです。

他の方の感想はコチラ。

個人的には今からエンジニアを目指すなら、上流工程を担当できる希少型エンジニアを目指さないと意味が無いとすら思っており、逆にプログラミングだけで食べていきたいと思っているなら別の職業を目指した方が効率がいいかもしれません。

それほどまでにAI(ChatGPT)が書き上げるプログラミングの精度とスピードは高まっています。

古里さんの先見の明

ちなみにChatGPTがプログラミングをスラスラと書けると話題になったのが2022年の11月。私がプログラミングだけできるエンジニアが厳しいなと本気で思ったのは、このChatGPTのプログラミングを目にしてからでした。

しかしRareTEHの古里さんはChatGPT登場の前の2020年時点ですでに希少型エンジニアを提唱しており、プログラミングだけできる量産型エンジニアに対して警鐘を鳴らしていました。

2020年前後はプログラミングスクールが盛り上がり始めたタイミングで、エンジニアスクールではなくプログラミングスクールを名乗っていた方が正直生徒集めは楽だったと思います。

それでもプログラミングスクールを名乗らず、2020年時点で希少型エンジニアを目指すエンジニアスクールを標榜していた古里さんの狙いは見事だったと言えます。

今後の他のスクールの対応

現状プログラミングスクールが流行った結果、プログラミングができる人材自体は一気に増え、さらに一部プログラミングはChatGPTに書かせるという状況になってきました。

その中で各プログラミングスクールもプログラミング以外を教える必要が出てきていますが、実はそれは簡単なことではありません。

なぜなら結局のところ教えられる人が希少型エンジニアなので数が限られており、その人員が確保できないからです。また確保できたとしても高給なので、スクールの料金を大幅に改定するかメンター制度をやめるかなどの変革を迫られるでしょう。

これからエンジニアを目指す人の選択肢

一応プログラミングで食べていく選択肢もあるにはあります。条件としては「暇があったらプログラミングをやっちゃうほどプログラミングが好き」ということ。

好きならスキルの上達スピードは段違いですし、待遇に多少不満があってもプログラミングしていれば楽しくて幸せなので向いています。

まずは自分でプログラミングを触ってみて「楽しすぎる!」と思えればプログラミングスクールを選ぶのは有りです。

一方プログラミングをそこまで愛せない、仕事として割り切ってやる。もしくは給料アップしたいという人は、プログラミング以外の上流工程スキルが必須になります。

この場合プログラミングスクールよりもRareTECHのようなエンジニアスクールの方がいいでしょう。ここの選択を間違えると後々苦労します。

どのみち無料で古里さんから話を聞けますし、希望すれば相談の時間も取ってもらえるので、一度出てみることをおすすめします。